2014年12月27日土曜日

王室の役人の息子のいやし4

愛によって働く信仰

王室の役人は、
イエス様の一見すると
冷たい突き放すようなことばにも
決して引き下がりませんでした。

彼は息子を
何としても助けたかったのです。

心の底から愛していました。

そうです、
彼は息子を愛していたのです。

だから
イエス様の冷たく聞こえることばで
すぐに引き下がったり
あきらめたりは出来なかったのです。

彼はイエス様に食い下がり、
しがみついたのです。

彼は言いました。

「主よ。
どうか私の息子が死なないうちに
くだって来て下さい。」

彼は信じていました。

イエス様が
来てくださりさえすれば
息子は必ず直ると。

決して息子は死にはしないと。

父の息子に対する愛が、
イエス様への信仰とひとつになって
働いたのです。


そのとき、
イエス様は
命のことばを語られたのです。

私たちも彼から学ぶ必要があります。

私たちも愛する者のために
主に懇願しているのに、
すぐに答えが来ないことがあります。

それどころか、
むしろ冷たく思えるような
主のことばを聞いたりするときさえ
あるかもしれません。

そんなとき、
これは御心ではないのだと、
すぐにあきらめたり投げ出したり
してしまいやすいものです。

しかし、
本当にその人を愛しているならば、
そして、
主に信頼し期待しているならば、
そのようなときにこそ、
主の前に祈り続け、
しつこいぐらいに
食い下がるべきなのです。

なぜなら
愛は決してあきらめないからです。

王室の役人の主に対する信仰と
息子への愛が
ひとつになって働いたとき、
イエス様は心動かされ、
命のことばを語られました。

イエス様は彼に言われました。

「帰って行きなさい。
あなたの息子は直っています。」

王室の役人は
イエス様のこのことばを聞いたとき
信じたのです。

今までは
『とにかく来てもらえば直る』
と信じていたのですが、
このときは、
ただ
イエス様のことばを聞いただけで
彼は信じたのです。

この言葉だけで十分だ。

息子はきっと直っていると
彼は
イエス様のことばを信じたのです。

イエス様のことばには
彼を信じさせる力がありました。

命が流れていたのです。

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