2014年12月9日火曜日

十字架の生涯 イエス・キリスト 第10回 生まれつきの盲人1

道の途中で

 

イエス様は、いつものように弟子たちとともに歩いていました。

どこに行こうとしていたのかは、わかりませんが、

その道の途中に一人の生まれつきの盲人がいたのです。

 

もしあなたなら、こんな時どうしますか。

立ち止まって、この盲人に声をかけられますか。

おそらく、少しだけ立ち止まり彼に目を留めて、

やっぱり目的地に向かって歩き出す人が多いのではないでしょうか。

 

イエス様は、どうされたでしょう。

彼は立ち止って、この生まれつきの盲人に目を留め、

ことばをかけ、そして彼の人生の中に入っていかれました。

この生まれつきの盲人は、

イエス様に出会って全く新しい人生が始まるのです。

 

イエス様は暇だったのではありません。

目的もなく、ぶらぶらしていたのでもありません。

はっきりと目的を持って歩いておられました。

しかし、その彼の歩みの中で、

一人の痛んだ生まれつきの盲人が、

視覚の中に入ってきたのです。

 

盲人のほうからイエス様に向かって求めたわけではありませんでした。

しかし、イエス様は放っておけなかったのです。

イエス様は立ち止って、この盲人に声をかけられました。

時間をかけ、心をかけ、

この盲人の目も心も人生もいやされたのです。

 

これが、私たちの信じているイエス様です。

これが、聖書に書かれているイエス様です。

 

あなたも自分の力で、

もうどうすることもできない状況の中で

立ちすくむことがあるかもしれません。

にっちもさっちもいかなくなって、

あきらめの心の中で座り込んでしまうこともあるでしょう。

でも覚えて欲しいのです。

イエス様は、そのあなたのところに来られるのです。

あなたのために時間を割いて来て下さるのです。

心をかけて、命のことばをかけて下さるのです。

イエス様のことばに力と愛があります。

そのことばを、あなたにかけて下さるのです。

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