2014年12月26日金曜日

王室の役人の息子のいやし2

王室の役人

イエス様が、
エルサレムからサマリヤを通って、
再びガリラヤのカナに
来ているということは、
すぐに、
ガリラヤの地方に広まりました。

そして、その噂を聞いて、
多くの人々が、イエス様のところに
やってきました。

その中に、
カペナウムという町に住んでいた
王室の役人がいました。

この人は、
カナから30キロ以上離れている
カペナウムという町から
やって来たのです。

今ですと車ですぐですが、当時は
そういうわけにはいきません。

一日近くかけて、
イエス様のところに来たのです。

実は、
この王室の役人の息子が
病気にかかってしまっていたのです。

しかも、
ただの病気ではなく、
死にかかっていたのです。

お父さんは、
名医とも呼ばれる人たちを呼び、
高い薬も投薬し、
何とかして、
この子を助けようとしました。

惜しみなくお金をかけ、
彼が今まで培ってきた
ありとあらゆる人脈を使い、
彼の社会的立場も利用して、
何とかして、
この愛する息子を
助けようとしたのです。

しかし、だめだったのです。

どんなに手を尽くしても
無駄だったのです。

息子は直るどころか、
ますます悪くなる一方で、
もう死を待つしかないというところ
まで追い込まれていました。

そのとき、
イエス様が、
ガリラヤのカナに来ておられる
という噂を聞いたのです。

この方は、
このカナで、
かつて水をぶどう酒に変えられ、
いろんなところで、
あらゆる病気をいやし、
らい病人を清め、
しるしと不思議の業を行いながら、
人々を救い助けておられる
ということを耳にしたのです。

王室の役人は、
そのことを聞いたとき、
すぐに、このイエス様のところに
行こうと決心したのです。

そうすれば、
きっと助けてくださる。

きっと息子を救いに、
こまで来てくださると
信じたからです。

そしてそう思ったときには、
もう彼は、
しもべたちにカナまでの旅支度を
命じていました。

気づいたときには、
彼はもうカナに向かっていました。

彼は愛する息子のために
イエス様のところに
期待と信仰を持って
出かけて行ったのです。

私たちの人生にも、
自分の持っているものを、
どんなに使っても、
どうにもならない問題が
許されることがあります。

どんなにお金があっても、
社会的立場や権力があっても、
知恵や才能や能力があっても、
それで、どうすることもできない
ことがあります。

そんなとき私たちは、
もうおしまいだと思い、
悲観し絶望してしまうのです。

特に自分の愛する者が
苦しんでいるときに、
どんなに愛していても、
自分が何もしてあげれないと
わかったときに、
私たちは言い切れない
やりきれなさを
覚えるのではないでしょうか。

しかし、
そんなときこそ喜んでください。

なぜなら、その時こそ、
まさに私たちが
生きて働かれる主にお会いし、
神を体験する用意ができた
ときだからです。

もし私たちが主を知らず、
神が、いらっしゃらないならば
もうおしまいです。

しかし、そうではありません。

私たちには、
助けてくださる主がおられるのです。

私たちを愛し、
不可能を可能にしてくださる
神がおられるのです。

確かに
イエス様は今も生きて働いて、
私たちを助け、
救い出してくださるのです。

ですから、
私達は失望することはありません。

もしあなたが今、
自分でどうすることもできず、
愛する者のために、
心を引き裂かれるような思いの中に痛んでいるなら、
この王室の役人のように、
今すぐ、
主イエスのもとに来てください。

この方は、
あなたの手の届かないところに
愛と奇跡の手を伸ばし、
救い助けだしてくださるのです。

あなたの祈りと願いを聞いて、
必ず答えてくださるのです。

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