2014年12月5日金曜日

水の上を歩く1

水の上を歩く

 

前回、書いたように、

イエス様はたった5つのパンと2匹の魚だけで、

男だけでも5千人もの人を満腹させられました。

それを見た群衆は、弟子たちとともに、驚きと感動に包まれていました。

 

もしもイエス・キリストが、

何か団体を作って政治行動を起こそうと考えていたり、

宗教の教祖として君臨しようと思っていたなら、

今はまさに絶好のチャンスでした。

 

なぜなら人々はイエス様の奇跡に驚き、

この方こそ救い主なるメシアではないか

と思っていたからです。

もちろん彼らはメシアの意味を本当に理解していたのではないのですが…。

 

ところが、

イエス様は、弟子たちを強いて舟に乗り込ませて、

自分より先に向こう岸へ行かせ、

その間に群衆を解散させて帰してしまわれたのです。

そして、ご自分は祈るために、ひとりで山に登られました。

 

イエス様は、父なる神と交わることを何よりも優先されたのです。

 

私たちも、このイエス様の姿から学ぶ必要があります。

ともすれば日々の生活の忙しさに心奪われて、

主と交わることをないがしろにしていることがあるからです。

神の子であられたイエス様でさえ、

あれほどの奇跡をなされた直後に、

あえてひとりになって父なる神と交わり、

祈られたのです。

 

まして罪人である私たちは、

何かをすることにばかり目を留めて、

時間を奪われないようにしましょう。

 

何よりも大切なことは、

主とゆっくりと交わり祈ることだからです。

 

そこからすべては始まるのです。

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