あなたの願いは聞かれたのです。
ある日くじを引いたところ、ザカリヤが主の神殿に入って香をたくことになりました。
これは偶然ではありません。
神さまの時が来て、彼は主のもとに呼ばれたのです。
彼が香をたいている間、大勢の人々は外で祈っていました。
その時です。
突然、主の使いが、彼の前に現れたのです。
ザカリヤは不安と恐れに襲われてしまいました。
御使いは、講壇の右に立って言いました。
「こわがることはない。ザカリヤ。
あなたの願いが聞かれたのです。
あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。
名をヨハネとつけなさい。」
さらに御使いは、この子が、どのような使命があるかも語りました。
ところが、ザカリヤは信じることができなかったのです。
あんなに願い続けていたことが、ついに神さまに答えられたというのに、
彼はそのことばを信じることができませんでした。
「いまさらもう無理だ。
こんなに年をとってしまっている。
妻にしても同じことだ。
あんなに年老いてしまっている。
せめてあと数年早くそうおっしゃってくださればよかったのに」
私はクリスチャンになって間もないころ、
この言葉を読んだとき、なんとザカリヤは不信仰なんだと思いました。
でも、いまはそう思いません。
あまりにも長すぎたのです。
彼も妻もずーっと待ち続けたのです。
あまりにも長く待ち続けていたのです。
信じていなかったわけではありません。
でも、あまりに長すぎたので、もう信じれなくなったのです。
もしかしたら、あなたも、そんなところに今いませんか。
もしそうなら、あきらめないでください。
不信仰だったザカリヤにも、主は約束どおりに男の子を与えてくださいました。
主は真実なお方。
憐れみと恵みに満ちておられる方です。
主はあなたに言われます。
「あなたの願いが聞かれたのです」と。
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