2014年11月22日土曜日

五つのパント2匹の魚2

弟子たちの考え

イエス様のまわりには、

いつも多くの人が群れをなして集まっていました。

それは、

イエス様が病気で苦しんでいる人たちを、
その病から解放して、いやされていたからです。

このような奇跡やしるしを見た人たちが、
イエス様のまわりを取り巻いて数千人、
いやそれどころか数万人という数になっていました。

イエス様は山に登り、

弟子たちとともに、そこに座られました。

夕方になって、もう時刻が遅くなったとき、
弟子たちは、

人々のことが心配になって、

イエス様に言いました。

「ここはへんぴで、寂しいところですし、

もう時刻も遅くなりました。
みんなを解散させて、

近くの部落や村に行って、
めいめいで何か食べるものを買うようにさせてください」

弟子たちの言うことは、もっともなことでした。

みんなは、お腹をすかせていましたし、
これ以上遅くなると、

真っ暗になってしまって、

大変なことになってしまいます。

ところが、

イエス様は、とんでもないことを言われたのです。

「彼らが出かけて行く必要はありません。
あなたがたで、あの人たちに何か食べるものを上げなさい」

弟子たちは、びっくりしてしまいました。

成人の男だけでも5千人はいるのです。

女の人や子どもたちも加えると数万人はいるでしょう。

いったいどうしろとイエス様は言うのでしょうか。

そこでピリポをはじめとする弟子たちは、

イエス様に言いました。

「めいめいが少しずつ食べるにしても

二百デナリのパンでも足りないくらいです。
それを私たちが出かけて行って買ってきて、

あの人たちに食べさせるということですか」

ピリポたちは、すぐに計算をしたのです。


目の前にいる人々を見て、

自分たちの出来うる可能性を考えてみたのです。

でも、それはとうてい無理なことでした。

不可能なことだったのです。

皆さん、時々、神様は私たちにも、

とても不可能と思えることをしなさい、

と言われることがあります。

絶対に、

そんなことは無理だ、出来っこない、

ということを言われることがあるのです。

その時は

ピリポのように計算することは止めて、

語られた神様に信頼しましょう。

主がしなさいと語られるなら、

きっと主が方法を持っておられるからです。

このときもイエス様は、

これから自分がしようとしている奇跡のことを知っておられました。

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