今、大学生の三男が、まだ4歳か3歳のころのことです。
私が出張から長崎空港に帰ってきた時、妻は6人の子どもたちを車に乗せて迎えに空港まで来てくれました。
出口で子どもたちのお迎えを受けて嬉しかったのもつかの間、
次男が駐車場に向かって走り出し、空港の前の道路を横切りました。
その後ろを、いつも金魚の糞のようにくっ付いていた三男が、とことこと続いて走り出したのです。
何と、ちょうどそこへ車が突っ込んできました。
三男は車にはねられて、2メートルも飛ばされたのです。
救急車で、すぐそばの病院に運ばれました。
私も一緒に救急車に乗っていきました。
妻と子どもたちは自分たちの車で後ろから付いてきました。
病院ですぐに処置がされましたが、三男は一言もしゃべりません。
車から駆けつけてきた妻が呼んでも、私が叫んでも一言も答えません。
私たち夫婦は心配でたまりませんでした。
しばらくして、車に残してきた子どもたちが心配で、夫婦で見に行きました。
車に近づくと何やら叫んでいる呻き声が聞こえます。
きっとお父さんもお母さんもいなくて泣いているのだろうと思って車のドアを開けると、
一番上の長女が導いて、4人で真剣に神さまにお祈りをしていました。
次男は泣いていました。
「イエス様、神さま・・ヨハネ(三男の名前)を助けて下さい。」
子どもたちは必死に祈っていました。
それは子どものかわいいお祈りというのではなく、真剣な叫びでした。
私たちは、子どもを連れて、三男のところに行きました。
子どもたちが三男を囲んで声をかけます。
次男が三男に向かって言いました。
『ヨハネ、大丈夫か』
すると、それまで全くしゃべらなかった三男が応えたのです。
『歯が痛いよ〜」
何と、その日、三男は入院もせず一泊も病院で泊まることなく、家に帰ってきました。
今に至るまで後遺症は出ていません。
完全に癒されたのです。
2メートル飛ばされて落ちた子どもが、ほんの擦り傷だけで後遺症もなく、完全に守られたのです。
私は、あの時の子どもたちの祈りを、神であられるイエス・キリストが聞いてくださったと信じています。
isaiah
0 件のコメント:
コメントを投稿